2020年10月4日早朝から携帯大手ドコモの通信トラブルが発生しています。
現在対応中でもう少し時間が経てば復旧すると思われます。
ドコモの通信システム障害は今までもたびたびありましたが、なぜこのように
通信トラブルが多いのかその理由について追っていきたいと思います。
ドコモの通信システム障害が多い理由は?
ドコモの通信システムの障害が多い理由は、ガラケー時代の携帯電話からスマホに変わった事による通信量の増加をドコモが予想できていなかった可能性があります。
ドコモの「iモード」時代は「iボタン」を押さなければパケット通信はしませんでした。
現在主流のスマホのパケット通信は常時になっています。その上にOSやアプリ、位置情報の登録など信号自体の量が増加しています。
「iモード」時代に発生していた影響のない些細なトラブルでもスマホ時代の常時接続な状態だと大きなトラブルになってしまうわけです。
サービスや端末の進化による通信量の増加を予想できていなかったと言えるわけです。
今までのドコモ通信システム障害
2011年12月
SPモード(ドコモスマホのプロバイダー)システム内でのIPアドレス払いシーケンスの設計ミスのため、メールアドレスが他人のアドレスと入れ替わるトラブルが発生。
対策
メールアドレスなど細分化した個別のサーバーの設置
2012年1月1日
SPモードシステム内のサーバーの故障による通信システム障害
対策
個別のサーバー設置
2012年1月25日
パケット交換機制御信号の見積もりが甘いことが原因でシステム通信障害。
→スマホが1度つながらなかったら自動的に再接続の要求を繰り返すが全スマホが一斉に繰り返すとパケット交換機がダウンする。
対策
パケット交換機の処理能力を向上。
トラブル発生時にスマホの再接続要求の時間ずらし。
まとめ
このような通信量の増加による設備の増強問題については、海外では2010年くらいから問題視されていましたが、ドコモが取り組み始めたのは2011年の半ばくらいで、対策が後手後手になっていることも大きな原因なのではないでしょうか?
現在発生しているトラブルについての詳細はわかりませんが、上記と同じような可能性があります。
ドコモだけの問題ではないでしょうが、サービス 端末の能力向上に合わせて通信機器の充実をお願いしたいです。
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